予防接種の種類
予防接種の種類は「法的位置付け」「ワクチン」「疾患」「接種方法」「受け方」などによって分けられています。
法的位置付け
予防接種法という法律によって自治体に接種義務のある「定期接種」と、法的に接種義務の定めがない「任意接種」の2種類があります。
・定期接種
政令の定めによって、ワクチンによって接種時期が決まっていて、その期間内であれば無料で受けられますが、期間を過ぎてしまうと自己負担が発生します。
接種時期については、予防接種スケジュール(国立感染症研究所)をご確認ください。
・任意接種
予防接種を受けるかどうかは個人の判断に任せられていますが、発病すると重症化や感染の恐れがあります。
ワクチンと疾患
ワクチンに含まれる病原体によって、生ワクチン、不活化ワクチン、混合ワクチンに分けられています。
性質 | 疾患 | |
---|---|---|
生ワクチン | ウイルスや細菌の病原性を弱めたもの | 結核(BCG)、水痘、おたふくかぜ、ロタなど |
不活性ワクチン | 病原性を消失させたり毒素を無毒化したもの | Hib感染症、 肺炎球菌感染症(小児)、日本脳炎、B型肝炎など |
混合ワクチン | 2種類以上のワクチンを混合したもの |
DPT-IPV(ジフテリア、百日咳、破傷風、不活化ポリオ) MR:(はしかと風しん) |
接種方法
予防接種ワクチンの接種方法は、口から飲む方法(経口接種)と注射を打つ方法があります。ワクチンの種類によっていずれかの方法によって接種します。
受け方
予防接種の受け方には「集団接種」と「個別接種」があります。
・集団接種
自治体によって決められた日時・場所で接種します。開催の有無はお住いの自治体にご確認ください。
・個別接種
予防接種が受けられる医療機関で接種します。予約が必要な期間もありますので、予め確認しておくことをお勧めします。
参考
2015/11/27 更新
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